ブラタモリ 富士山頂 10月31日の内容

10月31日のブラタモリは富士登山の最終回 富士山頂です。
現在地は気圧が下界の3分の2です。スナック菓子の袋がパンパンにふくらんでいます。
今日の指令は「人はなぜ富士山頂を目指すか?」です。
タモリは一度は富士山頂に登りたいと思っていました。高低差ファンだからです。日本一の高低差をめざします。

標高3590m 九合勺 からスタート。山頂を目指します。山頂まであとわずかのようですが、ここからが富士山で最も険しい道が続きます。タモリも歩き出してわずか1分できついと言っています。
江戸時代の曼陀羅図に富士登山の様子が描かれています。人々は白装束で松明をかかげて登っています。御来光を目指しているのです。登山道は黒っぽい溶岩の上で硬いので歩きやすいです。現在の登山道とほぼ同じです。

タモリは「口数が少なすぎませんか?」と桑子アナから言われています。きついからしゃべれないのです。

富士山はひと夏に30万人が登山する人気です。

出発から30分。「これがないと生きていけない。」と言ってタモリは酸素ボンベの酸素をおいしそうに吸います。「酸素はいいもんですね。」

「タモリさん高低差ファンなのに登山とかあまりしないのですか?」
「しない。ちょっとの高低差ファンだから。」「微高低差・・・」
先生が「それなら富士塚に登ればいいですよ。」

フル充電というラベルをつけた人が下りてくるのにすれ違う。「フル充電?」タモリは「フル放電・・・」

山頂から次々に人が下りてくる。「御来光を見まして生きるエネルギーをもらいました。」
タモリは「エネルギー使い果たしている。」と。かなりきついようだ。
まもなく山頂ですよ。「タモリさん、頑張れ!」「誕生日おめでとう!」と山頂の人たちに応援される。

登山道に鳥居がある。「富士川町 岩淵」と書いてある。信仰登山の痕跡だ。江戸時代の人たちの信仰の証だ。鳥居に「講」と書いてある。申年のたびに鳥居を建て替えている。

タモリはついに山頂に到着した。周囲から拍手が起こる。感激!「雲があんなに下だ。」
山頂の浅間神社にお参りする。ふもとの浅間神社と20kmも離れているが一つの神社だ。
桑子アナ「何を祈ったのですか?」タモリ「無事な下山を」桑子「早いですね。」

70歳以上記帳所があった。タモリは森田一義と記帳する。70歳以上の富士登山番付表によると、今までの富士登山最高齢は103歳の男性とのこと。今年は95歳が最高齢。80代はざら、70代は950人もいる。タモリ「70歳になっておいてよかった。」

タモリはお神酒もごちそうになる。浅間神社には巨大な御朱印と朱肉があった。巨大な御朱印を押してもらった白装束をプレゼントされたタモリは早速着てみた。「奥宮」と押されていた。「着て下りない。大事にしまっておく。」

火口へ行く。「でかい。」直径700m 深さ200m 。一番最後の噴火の痕跡もある。先生「2200年前なんて地質学上ではほんの一瞬です。」

先生「8合目以上は誰のものだと思いますか?」
タモリ「神社でしょう。」
先生「なぜ8合目以上なのか?」

江戸時代の図では人々が黒いものを火口に投げている。それはお賽銭だ。
火口は世界最大のお賽銭箱。賽銭箱の底(200m)が8合目なのだ。
タモリはかわらけを火口に投げ込む。

火口の周りにある8つの峰を仏とみたてていた(釈迦など)。8つの仏に囲まれているのが大日如来。大日如来が中心の火口に現れる。
御来光ではなく御来迎。江戸時代の人は太陽でなく火口を見て御来迎。
先生が絵を見せてくれる。丸い光が仏様の後光のように見える絵。ブロッケン現象である。再生して生まれ変わるという意味がある。

次に剣が峰に行く。とてもきつい、日本で一番高いところにある坂を登る。「急ですね。」「すべりますね。」ついに到着 3776m「やりました!」日本一の高低差です。

富士山測候所の鴨川さん登場。雷の研究をしている。
測候所は富士登山をめざす理由のひとつた。
鴨川さん「測候所の理由、わかりますか?」
タモリ「伊勢湾台風があって・・・。」
「そうです。台風を早く予測したいために作られました。」
昭和39年測候所に気象レーダーが設置された。住み込みで毎日観測が行われた。10年前に気象庁職員による有人の観測は終わった。
測候所の扉は潜水艦と同じものが使われている。冬の風速90mにも耐えるためだ。南極で使われているのと同じ防寒着を着ている。タモリがさわってみる。
測候所が富士山頂にこだわったのは高さだけではない。富士山が独立峰だからだ。360度見渡せる。800km先まで観測できる。
雷の映像。これは岩手県の雷。雷が上下二つに分かれている。下がいつも見る雷。上の雷は下から見えない。上の雷は上に向かっている。タモリ「上に向かって落ちる」

鴨川さん「富士山頂の測候所は二度おいしい。天気が悪ければ雷が観測できるし、天気が良ければ今日のように・・」

測候所は雷だけではない。地球温暖化やPM2.5の研究もしている。山頂ならではの研究ができるのだ。

今日のテーマ「人はなぜ富士山頂を目指すか?」

タモリ 「一つは信仰のため。二つ目は科学(研究)。人の生活のために役立っている。」

(番外編)
タモリ「登山てお腹が減る。汁物が食べたい。カップラーメンうまい。」
タモリと桑子アナはおいしそうにカップラーメンを食べたのでした。

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