相棒14 第4話 ファンタスマゴリ の感想

相棒 第4話は大物の黒幕の話でしたね。20年前に右京(水谷豊)が捜査二課の時代に、どうしても逮捕できなくて悔しい思いをずっと抱いている大物です。

20年前は会うこともできなかったその黒幕 譜久村(織本順吉)に右京は会いに行きます。青いバラの花を見たいと言って。

とうとう譜久村を逮捕できました。やりました。でもそれは脱税とかではなく、殺人容疑でした。譜久村は愛(伊藤久美子)を殺していたのですね。しかも遺体をバラの花の下に埋めるとは・・・。

今回は譜久村の話が主だったので、愛の扱いがあっさりしすぎていると思いました。二人の関係をもっと丁寧に描いてほしかったです。犯人がすぐ判明したのも物足りなかったです。

ファンタスマゴリとは、18世紀末にフランスで発明された、幻灯機を用いた幽霊ショーとのこと。第4話の話の内容もファンタスマゴリにかけているのでしょうか。

譜久村が死んでしまったあとも幽霊として裏社会に君臨するのでしょうか? そういう話だったら怖いです。

譜久村は本命の脱税事件とか経済犯罪で逮捕できなかった、それを殺人容疑で逮捕できたというのがよかったのか。それでも譜久村は病院で死んでしまい、被疑者死亡で一件落着となってしまったのが残念です。

譜久村が死んだあと、片野坂(岩松了)は殺されてしまいました。死してなお譜久村は影響を及ぼしているのです。

今回は事件解決しても黒幕が大きすぎて、ちゃんと裁判したり、罪を償う前に死んでしまったので、不満が残る結末でしたね。カタルシスないです。現実はそんなものなんでしょうか。

見終わって爽快な気分にはなりませんでした。ちょっとなんだかなーという感じです。

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