007 スペクターの感想

007 スペクター見ました。おもしろかったです。12月4日に始まったばかりなので、映画館は混んでいました。

※ネタバレありなので、映画をまだ見ていない人は読まない方がいいかもです。

★おもしろかったところ

◎世界中のあちこちが舞台。景色だけでも楽しめます。

メキシコ (「死者の日」のパレードが圧巻です。ヘリコプターシーンがみごと。)
ロンドン(ボンドのおひざ元)
ローマ(カーチェイスがすごい)
オーストリア(山の景色にもうっとり)
モロッコ(異国情緒たっぷり)
北アフリカの砂漠(列車から砂漠に降りて、ロールスロイスが迎えに来ます。)
(ボンドは行っていないが)東京(会議です)

◎乗り物アクションがすごい

Aston Martin DB10
Jaguar C-X75
ヘリコプター
小型飛行機
モーターボート(でいいのか?。小さい船)

カーチェイスや、ヘリコプター、飛行機、船のアクションなど盛りだくさん。CGは使っていないとか。どれもリアルで迫力あって素晴らしいです。特に冒頭でのヘリコプターシーンと、ローマでのカーチェイスがはらはらしました。

◎ボンドガールの魅力

モニカ・ベルッチは年とっても十分魅力ありますね。50代のボンドガールは初めてかもしれませんが、さすがモニカです。

レア・セドゥは宿敵の娘で知的な医師の役。ただの「女の魅力だけを前面に出している女性」とはちがいます。私的にはちょっと物足りない気がしましたが、レア・セドゥは「イングロリアス・バスターズ」「ロビン・フッド」「ミッドナイト・イン・パリ」「ミッション:インポッシブル・」ゴーストプロトコル」にも出演している売れっ子なんですね。これらの映画、私も見ているのもあるのに、気づきませんでした。でもどこかで見た顔という気はしていました。

◎ストーリー

今回はボンドの幼少時代の話が出てきます。ボンドがそういう生い立ちとは知りませんでした。そして(ここから重大なネタバレなので注意)ボンドが敵のリーダー(悪役)と少年時代に関係があったとは。驚きでした。ボンドも一人の人間なのですね。ボンド自身の秘密にせまる話はよかったです。

ボンドはMの命令を無視して自分で動きます。最近そういう傾向が強いですよね。ボンドは世界中で敵を追いつめます。アクションもハデです。一方女性との関係もおろそかにしません。プレイボーイぶりも健在です。

◎印象に残ったキャスト(ネタバレあり)

ダニエル・クレイグ
彼がボンド役を演じた最初の作品「007 カジノロワイヤル」からもう10年経ち、前よりはちょっと年をとりました。でもまだ47歳。体形や体の動きは今まで通り。アクションもすばらしくかっこいいスパイです。007にぴったりだと思います。ダニエルは男の色気も十分ありますよね。魅力的です。

クリストフ・ヴァルツ
悪役として申し分のない俳優ですね。適役です。今回彼の演技も楽しみでした。「イングロリアス・バスターズ」の熱演ほどではないけれど、期待通りでした。

アンドリュー・スコット
TVシリーズ「SHERLOCK/シャーロック」のモリアーティ役だってこと、見ていてすぐわかりました。悪役がぴったりですね。演技力あるのだと思います。この方悪役でない役もできるのか、ちょっと心配です(笑)。

レイフ・ファインズ
いろいろ命令はするけど、結局はボンドの味方、Mの役にぴったりですね。この人も演技力あると思います。
★物足りないところ

私が勉強不足なのか、「スペクター」という悪の組織が具体的にどんな悪事をどれくらいやっているのか、イマイチよくわかりませんでした。

ボンドとマドレーヌの愛情関係がちょっと希薄に感じられたのは、私だけでしょうか?

レア・セドゥがボンドの相手役としてちょっと物足りない感じがしました。もう少し存在感がある女優の方がよかったかと思います。
★オススメ度

★★★★☆ (星4つ)
とにかく、世界を股にかけてのアクションシーン、爆発・崩壊シーンが盛りだくさんで飽きません。それだけでもおもしろいです。この映画1本で、普通のアクション映画2本分くらいの中身があります。また、悪役、ボンドガール、脇役も充実していて見ごたえがあります。見て損がない映画です。
スパイアクションが好きなら見逃せないでしょう。おすすめします。
アクションに興味がなく、人間関係の機微を描いた映画を見たい人にはおすすめしません。

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