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ブラタモリ #25 日光東照宮 ~日光東照宮は江戸のテーマパーク?~ の内容と感想

今回のブラタモリのテーマは、日光東照宮 ~日光東照宮は江戸のテーマパーク?~でした。

ブラタモリは普通の観光番組、旅行番組と違う視点で有名な場所を描いているのが魅力的ですね。普通の観光客が気づかないところをぐいぐい紹介してくれます。タモリの博識ぶりも魅力です。

今回はタモリと桑子アナウンサーは日光東照宮に行ったのですね。東照宮と言えば、祀られているのは徳川家康です。私も修学旅行でも個人旅行でも行きました。有名どころですね。だからある程度東照宮のことは知っていると思っていました。

でもさすがブラタモリ。知らないことばかりでした。

まず鳥居の前の石段から始まります。幅が狭くなっているのです。下の幅が7m50cm、上は6m50cmです。1mも狭くなっているのですね。わざとです。遠近法のためです。

鳥居は日本一の石鳥居です、60トンもあり福岡から運んだのです。すごいですね。

さえようやく表門を入ります。そうすると石畳の道が曲がっています。そしてその石の形にしかけがあるのです。ひし形になっていて、ひし形の向きが矢印のように進む方向を示しているのです。歩くとき石の形まで見ませんよね。驚きました。

そして有名な三猿(見ざる聞かざる言わざる)の建物にきました。象がある豪華絢爛の建物の向かいの質素な建物にあります。極彩色と質素という対比がみごとです。質素なだけにより深く人の心に残るのです。

極彩色、豪華絢爛と言えば有名な陽明門の下に来ました。陽明門は残念ながら再来年3月まで修復作業中のため、見ることができません。
陽明門の前にある灯篭はめずらしいものです。鉄製のポルトガル製で、伊達政宗が奉納したものなのです。当時はピカピカに光っていました。

陽明婚は500以上の彫刻があります。狩野派の作品です。

陽明門の先が拝殿、本殿です。ここの唐門は白が使われています。白は尊い色です。白い色が際立つように塗られています。

舜帝の彫刻があります。舜帝を家康になぞらえています。天から命を受けて治世を行っている。徳川が国を治めれば平和がもたらされるというイメージです。

ここで有名な、左甚五郎の眠り猫が登場。家康の墓につながる門にあります。体長21cm。小さいです。タモリは「猫はこういう形では寝ない。眠ったふりをしている形だ。」と言います。猫は飛びかかるような戦闘態勢にも見えます。3Dアニメです。平和なときは穏やかに、何かが起きれば戦闘態勢にと二面性があります。

家康は一周忌が過ぎたら小さいお堂を建てるように、と遺言しました。秀忠は言われた通り比較的小さな規模で建てました。ところが三代将軍家光が派手にしたのです。家光のときはお金がありました。家康を神にして祀ったのです。平和なように立派な建物を作りました。

タモリの要約「日光東照宮は江戸の最先端の芸術家達が総力を結集して作った。平和を感じることができる夢のような場所だ。」

街中も変わりました。

ここは、東照宮から1km離れたところです。
秀忠が東照宮を建てた時代の絵図では町はずれには何もありませんでした。絵図をたよりにその場所に行ってみます。
東照宮を訪れる人が増え、町はずれは宿場町として整備されたのです。明治時代の写真では段差があり、中央には水路がありました。段差は今は撤去されなくなっています。でも痕跡がありました。石が残っていて、家と家との境界線にもなっていました。

町の人はどこから来たのでしょうか?
東照宮が作られたとき、周囲には民家がたくさんありました。その人たちが集団で宿場町に移り住んだのです。東照宮の周辺全域を東照宮としたかったからです。古文書によると「御幸町」と名付けられ、今でもその地名が残っています。

東照宮を直接維持する人もいます。

漆塗りを61年も続けている早乙女初太郎さん76歳。陽明門の修復にも携わっています。漆は3回も4回も塗ります。

400年にもわたる東照宮。豪華絢爛の下には漆があります。漆を塗ったあと、漆の上に金箔を貼り、その上に絵の具を塗ります。これを50年に一度やっているのです。

ここでタモリが漆塗りに挑戦します。

「冠稲荷神社」の看板?です。漆の刷毛は人間の髪の毛でできています。タモリは作業着に着替え、手袋をして緊張して作業をしました。うまくいきました。

タモリ「今のテーマパークと規模が違う。町全体がテーマパークだ。」

(感想)
東照宮について知らないことばかりで、おもしろかったです。今回もタモリが花崗岩だといって当てたり、好きな段差の痕跡の「石」を見つけたり、さすがなことがありました。博識です。
漆塗りに緊張したのはまじめでしたね。でもうまくいって、自慢げでした。よかったです。
ちなみに冠稲荷神社は群馬県太田市にある神社です。

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