☆事件
被害者は桑原武彦(菊池均也)という男性で、背中から刃物でメッタ刺しにされていた。遺体の側には楽譜が置かれていた。その楽譜は、雨宮薫(矢田亜希子)が作曲した代表曲『聖者のレクイエム』のものであった。楽譜の上には彼女のサインもあった。
☆宅間善人(草彅剛)と我妻真里亜(夏菜)
宅間と我妻は、楽譜の作曲者で日本を代表する世界的ピアニスト・雨宮薫のところに出向く。楽譜が本人のものなのかどうかの確認と、桑原武彦との関係を確かめるためだ。雨宮はドイツを拠点に活動しているが、ちょうど1カ月前日本に凱旋し、東京に滞在していた。数日後にはまたドイツに戻る予定だ。
☆雨宮薫は
桑原との関係は否定した。置かれていた楽譜は自分のもので、一週間ほど前から紛失していたと認めた。
☆総合事犯対応係(仮称)では
楽譜は桑原が盗んだのではないかと推測するも、宅間は否定。「楽譜の中に暗号らしきものが隠されているのではないか」と言う。
音楽に詳しい野方希望(和田正人)の解釈に助けられて暗号を解いたところ、“DEAD BECCA”という文字が隠されていることが判明した。
☆わかってきたこと
昔の薫の友人に“BECCA”というニックネームの女性がいた。
その女性の名前は渡辺麗香(植田麻友美)で、15年前に自殺してしまっていた。
被害者の桑原が元音楽教室の講師で、薫はその教え子だった。
☆薫への再事情聴取でわかったこと
桑原とはある関係がある。
ここ最近自分の周囲にストーカーが現れていた。
自殺した麗香には、その当時3歳だった息子・渡辺仁(平岡拓真)がいた。
☆ここからは、私の勝手な予想です。
犯人は麗香の自殺当時3歳だった息子・渡辺仁(平岡拓真)らしく見えます。麗香の自殺の原因は桑原で、それを知った仁は桑原を恨んでいたのです。
もしそうでなければ、犯人は雨宮薫ですね。桑原は薫につきまとっていました。薫は桑原に恨みがありました。渡辺仁に嫌疑を向けるために、わざと暗号を仕組んだ自分の楽譜を置いたのです。