ソーシャルカーシェアリング  日経TRENDY 2016年ヒット予測

ソーシャルカーシェアリングは日経TRENDY 12月号の2016年ヒット予測の第14位です。

国内のカーシェアリング市場は年5%の高い成長率を維持しています。都市部では車の保有率が減少し、カーシェアリングの需要は高まっています。しかし業界では拠点(ステーション)をこれ以上増やせないという悩みがあります。すべての駐車場を拠点にするわけにもいかないからです。20年後には市場が横ばいになるという予測もあります。

そこで拠点がいらなくて、需要に応えられる方策として「ソーシャルカーシェアリング」が注目されています。これは個人の所有するクルマをシェアするものです。

2000年代なかばの道路交通法改正で、「自家用車の共同使用」が自由化されました。その後、個人間シェアサービスが複数できていましたが、2015年9月に大手企業DeNAが新サービス「エニカ」として参入したのです。

★エニカとは

クルマの貸し借りは1回12時間から。DeNAは料金の10%を手数料としてとる。

★クルマの種類

アウディやBMWなどの高級車がずらり。高級車のオーナーほど、クルマをシェアして維持費の足しにしたいと考えるから。

★料金

クルマの購入額や年式などで決まる。古いクルマならワンボックスカーでも1日2000円台と格安。

★保険

毎回の利用契約時に東京海上自動火災保険の1日自動車保険に加入する。

★サービス範囲

2016年春までに、20007台、ユーザー数5000人の規模に増やす考え。現在は都内中心だが、早期に全国の主要都市で展開したいとする意向あり。

★メリット

●オーナーのメリット:自分のクルマで収入が得られる。

●ユーザーのメリット:一般的なカーシェアリングより安く借りられる。高級車を借りられる。

貸し手も借り手もメリットがあるので、ソーシャルカーシェアリングは今後爆発的に普及する可能性があります。

(感想)
普通のカーシェアリングよりも安く、しかも高級車を借りられるっていいですね。地元で取り扱いが始まったら、借りてみようかな?

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